起業したい人が知っておくべき5つのステップ

起業したいと考えているのであれば、どのような流れで計画を進めていく必要があるのか理解しておかなければなりません。
思いつくままに行動したとしても、大切な作業が抜けていて失敗に繋がってしまう恐れもあります。
ビジネスを成功させたいのであれば、まずは基本的な5つのステップを知っておくことが大切です。

自分でビジネスを行いたい理由を明らかにしておく

初めに自分でビジネスを行いたい理由を明らかにしておくことが大切だと言えます。
目的が曖昧であれば軸がぶれてしまい、ビジネスを立ち上げたとしても失敗する可能性が高いです。
会社で働きたくないから、流行っているから成功できそう、とにかく社長になりたいからなどの曖昧な理由ではいけません。
ビジネスを通して何を実現したいのかということを基本とし、起業する目的を明確化しておくことが重要です。
最初に明確な目標を決めておくことができれば軸が安定するので、スムーズに計画を進めやすくなります。

実際に行う仕事内容について決める

次に実際に行う仕事内容について決める必要があるでしょう。
ハッキリとやりたいことが決まっている、具体的なプランが決まった上でビジネスを始めたいと考える人もいますが、起業したいときにハッキリとした内容が決まっていない人も非常に多いです。
まだ具体的な内容が決まっていないのであれば、ネタを集めて成功しそうな仕事を考えていく必要があります。
これを実施するときに重要なのは、現実的なプランであるかどうかです。
夢のようなプランであったとしても、現実することが難しく、失敗してしまうような内容では意味がありません。
自分で考えを書き出したり、知人や友人にプランを見てもらったりして、実現可能で成功する見込みがあるかどうか分析していく必要があります。

資金を集める

具体的な計画を立てることができたのであれば、資金を集める必要があるでしょう。
既に十分な資金がある場合は自分が持っている資産を資金に充てることができますが、そうでない場合は資金集めを実施する必要があります。
銀行などで融資を受けることもできますが、近頃はクラウドファンディングを利用することも可能です。
事業を始めるためにどれほどの資金が必要なのかを計算し、足りない分は自分に合った方法で調達してみると良いでしょう。
スタートアップしたばかりの頃は思うように収益を出すことができない可能性が高いため、開業してから数か月は売り上げがなくてもやっていけるほどの資金を準備しておくべきです。

起業方法を決定して手続きを行う

資金を集めることができたのであれば、起業方法を決定して手続きを行う必要があります。
ビジネスは簡単に立ち上げることができないものもあるので要注意です。
個人事業主として活動を開始するときは、費用が必要ありませんし、手続きも簡単だと言えます。
ですが、飲食店を始める場合は保健所の飲食店営業許可が必須となるなど、実施する内容によって必須の手続きは違っていることを理解しておくべきです。
正しく手続きを済ませておかなければ経営を始めることができない、後から問題になってしまう可能性があるので危険だと言えます。
また、必要な手続きの種類だけではなく、申請や登録にどれくらいの期間がかかるのかチェックしておくことも大事です。
手続きの種類によってはすぐに終えることができないものもあるので、経営を開始したいタイミングが決まっている場合は間に合うように余裕を持って申請することが大事だと言えます。

実際に事業を始める

必要な手続きまで済ませることができたのであれば、実際に事業を始めることが可能です。
起業してからもやることはたくさんあるので、注意が必要だと言えます。
日々の経営を振り返ってより良いものにしていくことは当たり前ですが、事業形態に関係なく確定申告を行うことになるので帳簿づけも確実に行っておく必要があるでしょう。
後回しにしてしまうと確定申告の期限が迫ってから帳簿づけや申告方法が分からずに焦ってしまったり、申告を忘れてしまって脱税を指摘されたりする恐れもあります。
事業を開始すれば仕事に打ち込むだけだと思うかもしれませんが、こういった作業が必要になることも忘れてはいけないです。
必要に応じて顧問税理士を見つけるなど、協力してくれるパートナーを探すことになる可能性も高いことを知っておきましょう。

まとめ

自分でビジネスを行いたいと考えるのであれば、このようなステップで計画を進めていくことができます。
どのステップを飛ばしても円滑に進めることができないので、1つ1つの過程を大切にしてプランを遂行していく必要があるでしょう。
最近は起業を希望する人や実際にこれを実現する人も増えているので、簡単に行うことができると思ってしまう人も多いです。
しかしながら、知識がないまま軽い気持ちで始めてしまうと、適切なステップを踏めていないことが理由となってビジネスを失敗する可能性もあります。
自分で事業を行いたいのであれば、まずはそのために必要なことを理解し、確実に実施できるようにしておきましょう。

最終更新日 2025年7月8日 by cwusol