寝台特急は鉄道ファンの憧れの一つ、2022年時点で毎日運航されているものはサンライズ瀬戸・出雲のみです。
この電車は、東京駅を出発し岡山駅に向かい当駅で高松行きのサンライズ瀬戸と出雲市駅行きのサンライズ出雲の2つに分かれるなどの特徴を持ちます。
これは下り列車の場合で、上り列車の場合はそれぞれの出発地から岡山駅で連結されて東京に向かう形になります。
ちなみに、サンライズ瀬戸・出雲は14両編成で、下りは1号車から7号車までがサンライズ瀬戸、8号車から14号車がサンライズ出雲になり、上り列車はこれらの逆の編成です。
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2019年11月時点での時刻表
2019年11月時点での時刻表では、東京駅を午後10時に出発してサンライズ瀬戸は高松駅を翌日の午前7時27分着、サンライズ出雲は出雲市駅に午前9時58分着になっています。
東京を出発すると次に停車するのは横浜駅になるのですが、残業などで帰りが遅くなったときなどこの時間帯に東京駅や横浜駅を利用する人などは目にしたことがあるのではないでしょうか。
基本的には1日1往復の運行になるのですが、お盆のときや年末年始などのような繁忙期では臨時列車が運行されることもあるようです。
最近はコロナ渦の影響で本数そのものが減る可能性もあるなど、利用する側にとっては少々不便に感じてしまう人も多いといえます。
それと、サンライズ瀬戸の臨時列車の終着駅が高松駅ではなくその先にある金比羅山の最寄り駅でも有名な琴平駅まで延長運行されることもあります。
寝台特急といえばブルートレイン
寝台特急と聞くとブルートレインをイメージする人も多いといえますが、ブルートレインも鉄道ファンの憧れの的になっている列車です。
従来は、北斗星などのような寝台特急もあり鉄道ファンはもちろん利用する人も少なくありませんでした。
北海道新幹線の登場により北斗星は姿を消したことでブルートレインそのものの存在もなくなりました。
そして、現在残っている寝台特急といえばサンライズ瀬戸・出雲になるわけです。
新台タイプはA寝台とB寝台の2つ、グレードとして高いのはA寝台になりますが、A寝台は4号車と11号車の2階に6室ずつです。
シングルデラックスと呼ぶ一人用の個室になっているので、高松駅や出雲市駅まで一人で利用する人にとって安心ですし、特に女性の一人旅などでは安心感を与えてくれるのではないでしょうか。
シングルベッドの他に机や洗面台などが備わっているので、身だしなみを整えるときにも便利ですし、机があるので書き物や食事を摂るときにも便利な機能といえます。
洗面用具やタオルなどアメニティも付いているとか、動くホテルのような感覚で利用できそうですね。
一般的に知られるブルートレインのB寝台
一方、B寝台はサンライズツインやシングルツイン、シングルやソロなどいくつかの種類が用意されています。
一般的に知られるブルートレインのB寝台は、一人用タイプのベッドが2段もしくは3段になっているのですが、サンライズツインは4号車と11号車の1階に4室ずつ用意されている2人用個室、ベッドが2台あり部屋の中が広めになっているなどの特徴を持ちます。
シングルツインは、2段ベッド仕様で下段のベッドはソファで利用することができる、定員は2名になるけれども1人で使うこともできます。
これはブルートレインの寝台席と同等なもので、時間帯によりベッド利用とソファ利用が変わります。
2人用の座席になるので、隣に座っている人が他人のケースもありベッドを使うときには互いに協力し合い行う形になります。
シングルは、サンライズの中でも最も部屋数が多い一人用個室、1階と2階にそれぞれベッドだけの室内が用意されている、簡易的なテーブルもあるので食事を摂るときにも便利です。
ソロはシングルタイプと比べると天井が低めの一人用個室です。
1名当たりの寝台特急料金ですが、A寝台のシングルデラックスは13,980円です。
B寝台のシングルツインが9,600円、サンライズツインが7,700円でシングルは7,700円、そしてソロは6,600円です。
これらの金額は、大人や子供に関係なく同額です。
また、この金額は寝台券であり、乗車券や特急券なども別途必要になるので注意が必要です。
まとめ
新幹線や飛行機などを使えば短時間で移動することができるけれども、あまり急がない旅行などでは電車を使いたい、このような人も多いといえましょう。
寝台特急は現在サンライズ瀬戸・出雲ノミが毎日の運行になっていて他の利用はできないのですが、昔ブルートレインを利用したことがある人の中には懐かしさを感じている人も多いといえます。
最近の若い人の中には寝台特急そのものの存在を知らないケースもある、名前は聞いたことがあるけれども自分が物心ついたときには廃止になっていたので目にしたことがない、このような人も多いわけです。
JRの列車を整備するための施設がありますが、このような施設周辺でブルートレインの客車を目にすることもあるなど、このような場所も横山英俊氏のような鉄道ファンの憧れになっています。
最終更新日 2025年7月8日 by cwusol